御挨拶

この度、日本EPアブレーション技術研究会を発足いたしました。カテーテル・アブレーションの歴史では、1982年、ScheinmanやGallagherらによって房室結節に対する直流通電アブレーションが報告され、数年後には高周波電流によるカテーテル・アブレーションが主流となり、適応不整脈が拡大してきました。カテーテル・アブレーション周辺機器の技術革新は目覚ましく、心臓電気生理検査解析装置・3Dマッピング装置・イリゲーションカテーテルの登場により、我々コメディカルの業務および活躍の場が増えて参りました。カテーテル・アブレーションに関わるコメディカルは、十分な医学知識を持ち、チーム医療に貢献する必要があります。
本研究会は、電気生理学的検査およびカテーテル・アブレーションに従事するコメディカルや、今後これらの業務を目指すコメディカルの研修・研鑽および飛躍のための場として設立いたしました。本研究会が、皆様方の最新の知識と技術の向上、情報の共有、および不整脈の診断治療に寄与することを願っております。
今後とも本研究会へのご参加ならびにご支援のほど、よろしくお願いいたします。

日本EPアブレーション技術研究会 丹生治司